アートと海の街・北島ニュープリマスのおすすめ観光スポット7選

地域情報
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ニュージーランドの北島・標高2518メートルを誇るタラナキ山を南側にのぞむ海に面したところに、ニュープリマス(New Plymouth)という街があります。

 

ニュープリマスを含むこのあたり一帯はタラナキ地方と呼ばれ、トムクルーズや渡辺謙が出演した映画『ラスト・サムライ』のロケ地に使われました。

タラナキ山のシルエットはまるで富士山のようで、一瞬日本にいるかのような錯覚を覚えます。

今日は、ニュープリマスのおすすめ観光スポットをご紹介していきます。

Coastal Walkway (海岸沿いの遊歩道)

ニュープリマスのタウンセンターにあるi-Site(インフォメーションセンター)の目の前の道路を渡ったところから、海岸沿いの遊歩道が東西に伸びています。

Coastal Walkway

全長約13kmのこの遊歩道は、西はタラナキ港(Port Taranaki)にあるパイオニア公園(Pioneer Park)から、東はベルブロックビーチ(Bell Block Beach)までをつなぐ一本道になっており、各所にアクセスポイントや見どころがあります。

少しだけ散歩したい方は、i-Site裏手のほうから目の前に見えるシンボル〝The Wind Wand〟を目印に、東西どちらかにしばらく歩くだけでもとても気持ちが良いので、おすすめです。

The Wind Wand

日本語だと、風の杖(ステッキ)とでも訳せるこちらの作品は、その名のとおり風が吹くとwand(杖)の部分がぐい〜んとゆっくり動き、その形が変化するのが特徴的です。近くにいくと思ったよりかなり大きい作品で圧倒されます。


Te Rewa Rewa Bridge

Te Rewa Rewa Bridge手前から

The Wind Wandから東に3.5km、Coastal Walkwayを約1時間程度歩くと、Te Rewa Rewa Bridge という橋があらわれます。車でいくと7〜8分の距離です。

魚の骨のような面白い形をした橋で、天気が良ければ橋の中心部分奥にタラナキ山をのぞむことができます。

Te Rewa Bridge 反対側から

また橋からすぐのところには Lake Rotomanuという大きな池があり、釣りやジェットボートなどが楽しめます。

Puke Ariki (ミュージアム)

ミュージアム内部

i-Siteと同じ建物内に、Puke Arikiというミュージアムが併設されています。どちらかというと建物自体はミュージアムがメインになっており、i-Siteはギフトショップ内に小さく設置されているという珍しいパターンです。

G(グランドフロア)が期間限定の特別展、1階がタラナキの歴史やマオリの彫刻などの展示、2階はタラナキに生息する生物等を中心とした展示になっており、すべて無料で観覧できます。

これまでたくさんのミュージアムを観てきましたが、このミュージアムは非常に質が高いと思いました。ただ見て回るだけでなく、触れたり聞いたりしながらの体験型の展示が多く、子どもはもちろんのこと大人もとても楽しめます。

私が訪れた際、特別展ではイルージョンというテーマの展示がされており、 “Nothing is as it seems”つまり、『見たままのものは何もない』というテーマに基づいて、目の錯覚を利用した作品が並んでおり、これがめちゃくちゃ面白かったです。特別展なのでもう終わってしまいますが、、。ぜひどこかに常設で残してほしい作品達です。

Govett-Brewster Art Gallery/Len Lye Centre (ゴベット・ブリュースターアートギャラリー/レン・ライセンター)

タウンセンターからDevon Street West(デボンストリートウェスト)をクロックタワーの方向に歩いていくと、突如あらわれる鏡張りの大きな建物。これが、ゴベット・ブリュースターアートギャラリーです。

1980年に亡くなったLen Lye(レン・ライ)という、クライストチャーチ出身の前衛的なアーティストの作品などが展示されています。

レン・ライの作品は動的であることが特徴的。実は先に紹介した The Wind Wandも彼の作品の一つです。

入館料は15ドル。現代アートに興味がある人は楽しめると思います。

Paritutu Rock (パリチュチュ岩)

ニュープリマスタウン中心部から西に10分ほど車を走らせたところに、Paritutu Rockという大きな岩山があります。

階段と岩の鎖場を経て30分程度で頂上まで登れるようになっており、頂上からは海側と街側の景色をそれぞれ見ることができます。

鎖場はかなり急な勾配があり、山登りや岩登りに慣れていない人は苦戦すると思います。高所恐怖症の人は登れないかもしれません。😓 岩場は滑りやすいので、しっかりとしたスニーカーで登ることをおすすめします。

頂上にはこちらのシンボルが立っています。頂上からの景色の写真はここには載せないので、ぜひご自分で見てきてください。

体を動かしたい人にぜにおすすめしたいアクティビティです。

Pukekura Park (プケクラ公園)

プケクラパークは、ニュープリマス市内中心部に位置する52ヘクタールの広大な公園です。

公園には噴水や橋、彫像、日本の姉妹都市から寄贈された鳥居などさまざまな見どころがあるほか、The Fernery and Display Houses というニュージーランドの象徴的な植物であるFern(シダ)を集めたガーデンハウスや、入園料無料の動物園(Brooklands Zoo)もあります。

また子ども向けの遊具が充実したプレイグラウンドもあり、お子さま連れでも充分楽しむことができます。

タウンセンターでウォールアートめぐり

ニュープリマスの街にはウォールアートがたくさんあります。歩いているとところどころにアート作品が現れるので、散歩しながらぜひ見つけてみてください。

おまけ 〜おすすめのカフェ・レストラン〜

ニュープリマスのメインストリートは、Devon Street(デボンストリート)と言い、この通り上にお土産屋さんなどのショップやレストラン、カフェが集中しています。

おすすめするのは、とても広い店内でアメリカンな雰囲気のバーレストラン『Crowded House Bar & Eatery』と、マカロンが美味しいアットホームな雰囲気のカフェ『Emmalou Macaron & Coffee House』。

Crowded House
Emmalou Macaron & Coffee House

雰囲気が全然違う二つのお店ですが、どちらも料理がとても美味しく、おすすめです。ぜひ寄ってみてください♩