独学でIELTS!絶対おさえるべきイントロダクションの書き方(ライティング編)

英語学習
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IELTSライティングのタスク2において、どのような構成で文章を組み立てればよいのか知っておくことはハイスコアを取るために必要不可欠です。

とはいえエッセイの書き方はひとそれぞれ、私が紹介する構成が100パーセント正解というわけではありませんが、多くのIELTSブログや指南書、語学学校でも似たようなエッセイ構成を推奨しているので、やはりこれに従うのが安全策だと思います。

IELTSライティングの主要な6つの問題パターンと、問題別のエッセイ構成については以下の記事をご覧ください。この記事を先に読んで概要をつかんでいただくことをオススメします。

基本のエッセイ構成

問題のパターンによって多少の違いはありますが、ほぼ全てのエッセイにおいて、以下の構成を使うことができます。

  1. 導入(Introduction)
  2. ボディ1Body Paragraph1)
  3. ボディ2Body Paragraph2)
  4. 結論(Conclusion)

今回は、上記4つの段落のうち一番はじめにあたる、導入(イントロダクション)について細かく解説していきます。

1. 導入(Introduction)

イントロダクションは、エッセイの冒頭にあたる部分で、これから展開されるエッセイがどういう内容になるのかを明示する非常に大事な部分です。

ここが曖昧だったり、的を得ていない内容を書いてしまうと、減点の対象になるので、しっかり対策しましょう。

ここでは導入部分をさらに3つに分けて説明します。書く内容が明確になることで、採点者にとって分かりやすいだけでなく、試験での時間短縮をはかることもできます。

Opinion(Agree or Disagree)エッセイを例に説明していきます。Opinion(Agree or Disagree)エッセイが何かわからない人はこちらの記事をご覧ください。

◆イントロダクションに必要な3項目◆

  1. 問題文の言い換え(Paraphrase question)
  2. エッセイの主旨(Thesis statement)
  3. エッセイの概要(Outline statement)

Sentence 1- 問題文の言い換えParaphrase question

パラフレーズとは、ある言葉を別の言い方に言い換えること。イントロダクションの最初の文章でまず問題文に書かれていることと同じ内容を、別の言い方(同義語など)に書き変えます。

英語は、同じ単語を頻発するのを嫌う言語です。例えば自分の意見一つとっても、think、suppose、reckon、believe、assumeなど多少のニュアンスの違いはあれども、いろいろな言い方をすることができます。

以下にパラフレーズの例を載せます。

問題:Some people believe that unpaid community service should be a compulsory part of high school programmes. To what extent do you agree or disagree?

パラフレーズ後:It has been suggested that high school students should be involved in volunteer work as a mandatory part of school curriculum.

Sentence 2- エッセイの主旨Thesis statement

Thesis statementはイントロダクションの中で最も重要な文章で、問題文で聞かれていることに対して自分がどう考えているか、どういう立場をとるのかを明確にするパートです。

Opinion(Agree or Disagree)エッセイにおいては、自分が賛成なのか反対なのか、またはある程度賛成の部分もあるが反対の立場をとるのか、またその逆なのかを明示する必要があります。

ただし、個人的にはある程度賛成の部分もあるが反対の立場である、といった意見だと後々の文章が分かりづらくなるだけでなくエッセイ自体がうだうだと長くなってしまう可能性が高いので、はっきり賛成、または反対、を選ぶのをオススメします。

Sentence 1の例文に沿ってThesis statementを書いてみます。

I strongly agree with the argument as it can provide pupils with numerous benefits.

Sentence 3- エッセイの概要(Outline statement)

問題文の言い換え、エッセイの主旨を書いたところで、最後にエッセイの概要を書きます。

何も難しいことはなく、上記のセンテンスの内容を踏まえた上で、これからメインの段落で何について書いていくのかを簡潔に述べます。

単純に「ボディ1では○○について、ボディ2では××について述べていきます」とこれから書く内容を少し詳しく書いてもよいし、もっとざっくりと、「以下のパラグラフで、なぜ私は賛成の立場をとるのかその理由を述べていきます」という書き方でも良いと思います。

では上記の例文に沿ってOutline statementを書いてみます。

This essay will discuss the possible reasons of why unpaid social service should be compulsory in high school.

まとめ・おすすめライティング本

最後にまとめとして、エッセイのイントロ部分を通しで書きます。

It has been suggested that high school students should be involved in voluntary work as a mandatory part of school curriculum. I strongly agree with the argument as it can provide pupils with numerous benefits.
This essay will discuss the possible reasons of why unpaid social service should be compulsory in high school.

このようになりました。導入部分の書き方、なんとなく理解できたでしょうか?

冒頭にも述べたとおり、エッセイに関しては正解の書き方はありません。英語スキルが高い方は、むしろこういったパターンにあてはめて書くほうが難しいかもしれません。

しかし、英語のエッセイを書くのに慣れていない人や、まだまだ英語レベルが低いまたは中くらいの方は、この構成に従って書いていったほうがはるかに楽ですし、大きな失敗をすることはなくなるので、ぜひ活用してみてください。

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