意を決して英語の勉強をはじめたものの、3日坊主になってしまい、結局続かなかった、、、という人、多いんじゃないでしょうか。
私も、以前この記事で書いたとおり、フィリピン留学の前、やろうと思ったものの結局なまけてほとんど何も勉強することがないまま留学の日を迎えてしまい、後悔しました、、、。
フィリピン留学中は、家そのものが学校という環境だったので、強制的に勉強せざるをえなかったのですが、留学を終えると、また元の怠け者に逆戻り。
そんな時に、勉強とは全く関係ないビジネスマネジメントの講習会に参加する機会があり、とても役に立つヒントをもらいました。
私はこのヒントを勉強に応用して実践するようになり、大きな効果があったので、少しでも勉強が続けられなくて悩んでいる方々のヒントになれば嬉しいです。
あなたは、なぜ勉強するの?
あなたは、なぜ英語の勉強を始めようと思いましたか?
- 海外ドラマを字幕なしで見たい
- 洋楽の歌詞を理解したい
- 仕事で必要
- 受験で必要
- TOEICを受けようと思っている
- 将来的に役にたちそう
- 外国で暮らしたい
- 海外旅行で少しでも話せると便利
- 英語が分かるとなんとなくカッコイイ
- 外国人の恋人や友達が欲しい
・・・などなど、人それぞれ様々な理由があるはずです。
この理由は、英語を勉強する目的であって、最終的なゴールになります。
英語の勉強を継続させるために、このゴールは非常に重要な役割をもっています。
しかし、曖昧なゴールを持っている限り、いつまでたっても同じところから抜け出せないのです。例えば上で挙げた、英語の勉強を始めようと思った理由は、いずれも非常に曖昧です。
では、どうすればいいのか?
英語学習を始める前にまずやっておくべきこと。
それは、正しい目標(ゴール)設定です。
正しい目標設定のやり方
目標(ゴール)設定は、英語学習を続けるにあたりとても重要です。
ここを飛ばしたり、疎かにすると結局三日坊主で終わってしまう可能性大なので、きちんとやりましょう。
さて、それでは”正しい目標設定”のやり方について書きたいと思います。
ここでは、私が使っているある方法を用いて、より効果的な目標設定を行います。
目標をたてる時は、SMARTを必ず取り入れてください。
SMARTとは?
SMARTとは、下の5つの単語から成り立っています。
- Specific (明確な、具体的な)
- Measurable (測定できる、数えることができる)
- Attainable (到達、達成できる)
- Realistic (現実的な)
- Time-Sensitive (時間的制約のある)
余談ですが、Aはachievable、TはTime-oriented やTime scaled と言われる場合もあります。意味合いは同じなので特に深く考えなくて結構です。
SMARTは、主にビジネスでの目標設定やマーケティングで使われるのですが、何にでも応用できるので、英語学習や、例えばダイエットをはじめる時にも使えます。
それでは、具体的にSMARTを使った目標設定の例をお見せしたいと思います。
あなたが英語を勉強しようと思った理由を、「外国人の友達が欲しいから」と仮定します。
これだけでは曖昧で、現実味がありません。
ここで、SMARTの出番です
先ほどの曖昧な目標を、SMARTに従って、明確かつ具体的で、測る(数える)ことができ、達成できそうで現実的な時間的制限のある目標に変えてみましょう。
そうすると、、、、、
「外国人(英語圏)の、気軽にメールやfecebookで連絡が取れる友達を、最低3人、2018年3月末までに作る」
こうなります。
どうですか?ぐっとゴールが身近なものになったのではないでしょうか?
もっと範囲をしぼって、イギリス人の友達としても構いません。具体的であればあるほど良いです。ゴールが具体的であるほど、何をすればいいかが明確になるからです。
またこれはあくまで例なので、もしあなたが3人は難しい気がする・・と感じているのであれば、1人でも2人でも構わないのです。そうしなければ「達成できそう」の項目を満たせないので。
自分の現在のレベルに合った目標を作ること、が何よりも大切です。
繰り返しになりますが、重要なのは、”具体性”です。期限や人数を具体的な数字で表わすことで、より明確なビジョンを描くことができるのです。
まとめ
いかがでしたか?
はじめはやる気満々だったのに、すぐにやる気がなくなってしまった。
やる気はあるけど、行動に移せない、、、。
こんな時、大抵の場合が、スタート時点での目標設定が曖昧なのです。
なぜ勉強するのか、行動に具体的な理由をもたせてください。
そして、定めた目標を書き出して、見えるところに提示してみてください。壁に貼っても良いし、ケータイの待受けに設定しても良し。
私は毎日必ず開くパソコンの前に貼っています。
そして、取りかかる前に必ずその目標を声に出して読んでみてください。声に出すことで、目標がより明確に頭に刷り込まれ、さらに、怠けていた場合、恥ずかしくなります。
このように、自分自身で立てた目標は、英語学習を続ける上でのモチベーション維持に不可欠なので、ぜひ身近な場所に見えるようにしておいたり、自分によりプレッシャーを与えたい人は、facebookなどで多くの人に知らせてみてもいいかもしれません。
人間プレッシャーを与えられると本気で取り組むものです。
私の場合は、IELTSを受検するにあたり、この方法が大きな効果を表しました。
私が当時立てた目標は、「IELTSで、オーバーオール6.5以上(リスニング7.0、リーディング7.0、ライティング6.0、スピーキング6.5)を、2017年6月末までに取る」でした。
ニュージーランド永住権申請にあたって必要だったオーバーオール6.5を軸に、自分的にギリギリ現実的だと思われるスコアを各科目ごとに立てました。また、期日は、永住権関連の法律改正が噂されていたため、その前に取れるよう定めました。
この目標に従い毎日猛勉強し、結果これを大きく上回るオーバーオール7.5を目標どおり6月中に取ることができました。
スコアが出た後、目標の紙を外した時の爽快さといったら、、、! 😆
また勉強が続かなかった、と嘆くのではなく、しっかりと対策をとって、目標にむかって進んでいきましょう。