クライストチャーチ ボタニックガーデンの歩き方

地域情報
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あっという間に12月ですが、11月末のお休みの日に、クライストチャーチボタニックガーデンに行ってきました。

クライストチャーチボタニックガーデンとは、Hagley Park(ハグレーパーク)内にある広大な植物園です。

なんと入場料は無料 🙂

ボタニックガーデン専用の無料駐車場も完備しているので、レンタカーでも安心です。

今回私はハグレーパークノース側の駐車場に車を停めて、そこからまず中心部にあるビジターセンターに向かい、そこを拠点に園内を周りました。

徒歩でシティを観光している方は、カンタベリーミュージアムのすぐ左手から入ることができます。

ボタニックガーデンの歩き方

こちらがビジターセンター。インフォメーションデスクにカフェ、トイレ、wifi完備です。ここに園内マップがあるのでまず入手しましょう。

私は腹ごしらえからスタート笑。アカロアサーモン。量の割に値段はお高め。。ドリンクはミントとレモン入りグリーンティー。

お腹を満たしたところで、散策スタート。中心部にあるローズガーデンをスタート地点としてぐるっと一周してビジターセンターに戻ってくることにしました。

ローズガーデンには百種類以上のさまざまなバラが植えられています。美しいバラの香りが楽しめます。

可愛らしいバラのアーチも。とても華やかです。

ローズガーデンをまっすぐ進むと、全く違った景色が広がっています。

こちらはニュージーランドアイコンガーデン。ニュージーランドの象徴であるシダ植物がたくさん。ニュージーランドでは”シルバーファーン”という名で誰もが知っています。

オールブラックスのロゴや、ニュージーランド航空のマークなどにも使われています。どこのお土産屋さんにもシルバーファーンモチーフのアクセサリーやキーホルダーが売られています。

ニュージーランドアイコンガーデンに続く美しいウォーターガーデンを抜けたら、アザレア&マグノリアガーデンへ。

上の写真はウォーターガーデン。

こちらはアザレア&マグノリアガーデン。アザレアとは、西洋ツツジのこと。マグノリアとは、モクレンのこと。なのですが、全然お花が見当たりませんでした。季節じゃないのか?と思いましたが、さきほどビジターセンターからもらってきたレイトスプリング用(晩春)のマップに書いてあるので、きっとどこかに咲いているはず。ここはけっこう広いエリアなので、どこかしらにあったのかもしれません。が今回は見れず。

そのまま西側の橋を渡ると松の木の群集があるのですが、松の木は見慣れているので、橋は渡らずそのまま園内を流れるエイボン川に沿って少し歩きました。

カヤックに乗ってエイボン川を下るカップル。水は透明度が高く、緑に囲まれた静かなカヤッキング、最高だろうなぁ。

川辺を離れてまた内側へ。こちらはロックガーデン。色々と生い茂りすぎていますが、石の上に植物が育っています。個人的には苔系のロックガーデンを期待していましたが違った。。

次のガーデンに行く間に見つけた、半端じゃなく太い木。大きい太い木が個人的に好きです。

写真では伝わらないのが残念ですが、尋常じゃなく太い木でした。以前沖縄に縄文杉を見に行ったことがありますが、太さでいうとそれくらいのレベル。でも全然ここではフィーチャーされていないようでした。

ちなみにこれは、Eucalyptus delegatensisという名前のユーカリの木の一種でした。南オーストラリアが原産。だからフィーチャーされてないのか?と勘繰り。

ニュージーランド人と話しているとよく感じるのですが、彼らは自国の自然、植物をとても大切に思っています。その分外来種にはとても厳しい。美しい景色を見せてくれる木や花でも、あれは外来種でニュージーランド固有種を脅かしているんだ、と喜ばしくない反応をすることが多い。でもそういった厳しさのおかげで、こんなに美しい自然を保つことができているんだろうと思います。

続いて歩いていくと、そこにはニュージーランドらしからぬ見た目の鐘が。ガーデンの中に突如現れるピースベルです。

なぜ日本語が書かれているのかというと、こちら日本の社団法人ワールドピースベル協会が寄贈したものだから。世界103カ国のコインやメダルを鋳造してつくられており、協会は平和のシンボルとして全世界に寄贈する運動を推進しているそうです。

日本国内のみならず、すでにアメリカやドイツ、カナダ、オーストラリア、フィリピンにスペインなど16カ国の国に寄贈されています。

まさかこんなところで日本を感じるとは思いませんでしたが、素晴らしい活動だと思います。

さて、また進んで南側の橋を渡ると、何やら円形の舞台のようなものが。

これは、第一次世界大戦で疲弊したり精神的に落ち込んでいる戦士達を癒し、元気づけたバンドマン達をフィーチャーしたモニュメントだそうです。Rotunda(ロタンダ)とは、円形で通常ドーム型の屋根を持つ建物のことを差します。

近くには小さい花が可愛らしいウッドランドガーデンが。

そしてそのままヘリテージローズガーデンへ。

ヘリテージという名前だけあって、最初の華やかなローズガーデンとは雰囲気が異なりちょっと昔の洋画に出てきそうな懐かしいような雰囲気。ここまで来る人は少ないのか、誰もいませんでした。

最初のローズガーデンほどきちっとは手入れされておらず、そこがまた誰かのお庭に迷いこんだかのような雰囲気で素敵でした。少し残念だったのは真隣に背の高いビルがあり景観がくずれていること。写真には写らないようにしましたが!

また川を渡ってメインエリアに戻ります。エイボン川をパンティングしている一行が。鴨もお昼寝中。平和だ。。

このパンティング(ボートに乗って、お兄さんが漕いでくれる)、とてもオススメです。以前一度このエイボン川で体験しましたが、静かでゆったりとした時が流れます。お兄さんが川の近くや木に留まる鳥について説明してくれたり、色々な質問にも答えてくれます。

橋を渡って東側に川に沿って歩くと、左手には温帯アジアコレクションという名のアジア原産の植物を集めたコーナーが。写真はLagerstroemia Subcostata(シマサルスベリ)。日本、台湾原産と書かれています。

アジアコーナーを越えてそのまま川に沿って歩くと、ボタニックガーデンの端っこに到着しました。

端っこにはこのCurator’s Houseという、スパニッシュレストラン&カフェがあります。お庭があってとても素敵な雰囲気。いつか試してみないと。

Curator’s Houseの横(写真でいうと左手)は、シティから徒歩やバスで来る人達にとってのボタニックガーデンへの入り口となっています。この通りの名をRolleston Avenueというので覚えておくと吉。日本語だとローレストンアベニューかな?この通りから3か所ボタニックガーデンへの入り口があるので、見つからないということはないでしょう。

さて、私はシティには出ずそのままカンタベリーミュージアム方向へ進みます。

ピーコックファウンテン。噴水広場です。

噴水広場の奥にあるのがカンタベリーミュージアム。こちらはミュージアムをローレストンアベニュー側から見た状態。写真左側の大きな木の下がボタニックガーデンへの入り口です。

最後は一気に。円形のアイリスボーダー(菖蒲コーナー)を過ぎてハーベイシャスボーダー(色んな草コーナー)を右手に見ながら、最後左手にメープルボーダー(楓コーナー)。

そして元のビジターセンターに戻ってきました。ゆっくり周って2時間くらいのコースでしたが、色々な景色が見れるので飽きることなく堪能できました。今までなんで訪れなかったのかと後悔するくらい楽しめました。

季節によって咲いているお花も異なるので、また訪れてみたいと思います。

これから観光シーズンにはばっちりのニュージーランド、ぜひ旅行で訪れてみてください♪