ここだけは必ず押さえておこう!ニュージーランドの交通ルール

NZ生活いろいろ
スポンサーリンク

9月ももうすぐ終わり、すっかり春めいてきたニュージーランドです。

観光シーズンが徐々にはじまるこの時期、街も少しづつ活気づいてきました。

先日は19度もあり、快晴でドライブ日和。道中に何度かとーっても可愛い羊の親子を見かけ、Lamb(ラム)の季節の到来か…と思ってしまいました。笑

さて、今回はニュージーランドをレンタカーを借りて旅行する方が知っておくべき、交通ルールについて書きたいと思います。

ここだけは押さえておこう!ニュージーランドの交通ルール

ニュージーランドは日本と同じ左車線なので、運転は比較的しやすいと思います。

標識もそんなに難しいものはないので、日本で普段運転していれば大体感覚でわかると思います。

日本と少し違うのは、ラウンドアバウトがたくさんあること、踏切前の一時停止が義務ではないこと、それと信号機🚦は縦で、右折や左折の矢印が信号機に付いている場合があること、などです。

ラウンドアバウトの交通ルール

ラウンドアバウトとは、信号機のない円形の交差点のことです。ニュージーランドにはこのラウンドアバウトが小さいものから大きいものまでたくさんあります。

渋滞を緩和することができる良い仕組みだと思いますが、ルールが分かっていないと事故につながってしまいます。

基本的なルール

  • 必ず左から入ること。
  • 右側から来る車が優先。
  • ラウンドアバウト進入時は減速または一時停止。
  • ラウンドアバウト内での車線変更禁止。

またラウンドアバウトでの方向指示機の出し方のルールをニュージーランド警察が教えてくれているので、以下参考にしてください。

1. 直進する場合

ラウンドアバウトに入る際はサインを出さず、出る時だけ直前に左折ウィンカーを出してください。二車線のラウンドアバウトの場合、左車線を走っていれば確実に直進できます。

2. 左折する場合

ラウンドアバウトに入る時から左折ウィンカーを出して、出る時までそのまま左ウィンカーを出し続けてください。必ず左車線を走ってください。

3. 直進より先(右折など)にいく場合

ラウンドアバウトに入る時は右折ウィンカーを出して、出る前に今度は左ウィンカーを出してください。二車線以上ある場合は、内側のレーンを走ってください。

踏切前のルール

日本では電車が来てようが来ていなかろうが、踏切前では一旦停止が義務付けられていますが、ニュージーランドでは電車が来ていない場合、必ず停止する必要はありません。

むしろ停止すると後ろの車に追突されかねないので、徐行で安全確認しつつ渡ってください。踏切の信号が赤の時、遮断機が鳴り始めている時、STOPの標識がある場合は必ず停止してください。

信号機の矢印に注意!

ニュージーランドの信号機は横ではなく縦向きです。写真右側にある車用の信号機のように、右折や左折用の矢印が付いていることがあります。

右折や左折をしたい場合は、この矢印が青になっている時に進行することができます。

丸い信号が青でも、これは直進用の信号なので、矢印が赤の場合は停止して矢印が青になるまで待ってください。

ちなみに全ての信号機にこの矢印がついている訳ではないので、ついていない場合はそのまま普通の信号に従って進行することができます。

余談ですが写真左側の歩行者用信号の下に04と書いてあるのは、あと何秒で信号が赤になるよとお知らせしてくれています。これも付いているところと付いていないところがあります。

駐車ルール

ややこしいのが、駐車ルール。ニュージーランドには縦列駐車でとめる路上駐車スペースが至る所にあります。

田舎はどこでも駐車できてしまうことが多いですが、シティや観光地付近は駐車ルールがあることが多いです。

駐車ルールのある路上駐車スペースには、駐車ルールの看板が立っているので、必ずそれを確認してください。

色んなパターンを紹介できればと思いたくさん写真を撮ってきたので、一つ一つ説明していきます。

まず、こちらの看板。PはParkingの頭文字で、駐車スペースであることを指しています。

$マークが付いているということは、有料の駐車スペースということです。

120は時間を表しています。120分という意味です。

この看板の場合、Mon-Sun、9am-6pmと書いてますね。これは、月曜から日曜までの午前9時から午後6時までの間ということ。

まとめると、このスペース(矢印の地点から始まります)では毎日午前9時から午後6時までは最大120分間有料で駐車できます、ということになります。

ここに書かれていない時間帯、つまり午後6時を過ぎてから翌日の午前8時59分までは、基本的に無料で何時間でも駐車できます。

続いてこちら。

画像が小さくてすみません。

Mon-Thurs 9am-5pm

Fri-Sun  9am-8.30pm

と書いています。

つまりこの場合は、このスペースでは月曜から木曜の午前9時から午後5時までと、金曜から日曜の午前9時から午後8時半までの間は最大60分間の駐車を有料でできる、ということになります。

おそらくこの場所では金曜から日曜の夜でも人気のある駐車スペースなのだと思います。

続いてはこちら。

Loading Zoneと書いています。Loading Zoneとは、荷物の積み降ろしなどを行う場所のこと。業者がよく使う場所ですが、人を乗降させる時にも使えます。

荷物の積み降ろしや人の乗降のみが許可されているので、5分ととても短くなっています。

この看板の下にもしGoods Vehicle Onlyという記述がある場合は、商業車専用になるので一般の方は止めないようにしましょう。

続いてはこちら。

$マークがないので、無料の駐車スペースです。At Any Timeはいつでもという意味。この場所ではいつでも、10分間無料で駐車することができます。

最後にこちら。

こちらも$マークがないので月曜から金曜までの間は何時でも120分間は無料で駐車することができます。

駐車料金の支払い方法

有料の路上駐車スペースには、どこか近くに必ずこの支払い用のマシンが置いてあります。

カード引き落とし、テキスト引き落とし(ケータイ料金から)、現金払いなど選べますが、マシンによってはカードを使えないところもあるので、小銭を用意しておくと便利です。

小銭を入れると画面上に時間が表示されるので、自分で予定している時間分チャージすることができます。

完了したら駐車券がでてきます。駐車券はレシートみたいな見た目です。この駐車券を車の中、前方のダッシュボードの上に、窓の外から見える位置(チェックする人が見やすいように歩道側がおすすめ。)に置いてください。

こんな感じ。車きったな笑

※2018年5月追記

クライストチャーチ市内中心部の駐車システムが変わり、ペーパーレスになりました。

似たような見た目のマシンですが、ボタンが増えています。以下の手順に従って必要な情報を入力してください。

  1. 車のプレートナンバーを入力する。
  2. どれくらいの時間駐車したいか最大120分までの間で入力する。e.g P120 two hours
  3. 小銭やカード、またはテキスト(ケータイ必須)で支払う。※小銭を入れると自動的に駐車可能な時間が出てくるので、2を省くことも可能です。
  4. OKボタンを押して、e-receiptが欲しいどうか選択する。
  5. 終了!

紙のレシートは出てこないので、これまでのように車のフロントにディスプレイする必要はなくなりました。

ニュージーランドもペーパーレス社会に徐々に参入しているようです。

まとめ

楽しく旅行するために交通ルールを知っておくことはとても大事です。

シティ中心部には駐車ルールの看板がたくさんあるので、しっかり条件を確認して駐車しましょう。

駐車違反していないか見廻る人がいるので、短い時間だからいっか、と有料のところで駐車料金を払わないと、後で罰金と痛い目にあう可能性もあるので必ず払いましょう。

ちなみにレンタカーでもスピード違反、駐車違反など罰金の通知はくるので、旅行先で苦い思い出を作らないように気をつけてくださいね。

ニュージーランドは道路が比較的広く、景色も本当に美しくレンタカーを借りて周遊するにもってこいの国なので、ぜひ挑戦してみてほしいなと思います。