子どもの頃に歯が抜けた時、何か特別なことはしましたか?
私の家では、上の歯が抜けた時はベランダから外に下に向かって投げ、下の歯が抜けた時は上に向かって投げていました。
地域や家庭によって色々なパターンがあるようですが、日本では基本的に丈夫な歯が生えることを祈って下の歯は屋根の上に、上の歯は縁の下に投げることが多いようです。そうすると丈夫な歯が生えるという一種のおまじないのようなものですね。
ではここニュージーランドはどうなのでしょうか?
歯が抜けたら妖精がやってくる?!
ニュージーランドでは子どもの歯が抜けると、Tooth Fairy(歯の妖精)が寝ている間にやってくると言われています。ヨーロッパが起源の風習で、現在では欧米やヨーロッパ文化の影響を受ける国で行われているようです。
寝る前に枕の下に抜けた歯を置いておくと、Tooth Fairyがやってきて抜けた歯とコイン(1ドルや2ドルコイン)を交換していくそうです。といってもTooth Fairyという名の親の役目です笑。子どもたちにとってとてもワクワクする風習ですね。親は逐一準備しないとならないので大変かもしれませんが。虫歯のある歯だと妖精は持っていってくれないという言い伝えもあり、成長を祝うとともに歯磨きの大切さを促す役割も果たしているようです。
そんなわけである日、現在住んでいるお家のダディーからTooth Fairyの手紙を書いて欲しいと頼まれました。
といっても文章はお父さんが考えたもので、私はそれを清書するだけ。お父さんの字では子どもたちにバレてしまうので、私がTooth Fairyになりすますというわけです。今回は次男くんの歯が抜けました。
書いている最中にダディーが昔のエピソードを話してくれたのですが、面白かったのが、長男くんの歯がはじめて抜けた時のこと。マミーはすごく楽しみにしていたそうですが、今にも取れそうなのになかなか抜けず、ある朝起きると既に抜けて無くなっていたそうな。
もしや飲み込んだのでは、とマミーはそれから3日間、赤ちゃんのpoo(うんち)をかきわけて抜けた歯を探したそうな、、、 😯
結局抜けた歯は見つらなかったそうですが、その後に抜けた歯は大事にとってあるそうです。
さて、Tooth Fairyのお手紙を書いて1週間も経たないうちに、なんとまた次男くんの歯が抜けました。仕事が終わって家に帰るとダディーから置き手紙が。
写真上がダディーから私へのお願いの手紙。朝一で回収するので、またTooth Fairyになってほしいとのこと。ダディーは仕事が朝早く、私は仕事が夜遅くまであるので会話する時間がなく、置き手紙を残したようです。
というわけで左の下書きのとおり、Tooth Fairyからの手紙を再び代筆しました。前回のは味気なかったかなぁと思い、今回は字を少し丸っこくしてみて、Tooth Fairyっぽいイラストも描いてみました。(Google先生を頼りに)
そして翌日。
ダディーは朝から出掛けており、私も仕事があり1日会わないまま、その夜仕事から帰ると、再び置き手紙が!
なんと、今度は長男くんの歯が抜けたのです笑。置き手紙を読んで思わず微笑んでしまいました。笑
というわけで私は三度目のTooth Fairyになることに。ダディーからの置き手紙には、子どもたちが私が描いたTooth Fairyのイラストを気に入ったのでまた何か描いてほしいと書かれていました。
ということでまた同じようなイラストを添えてお手紙を書き書き。
こんな感じに仕上がりました。
サンタクロースみたいなものなんでしょうが、何歳ごろまで信じてくれるのかなぁ。。
手紙とコインをもらって喜んでいる子どもたちはとっても可愛いなぁと思います。いつまでも素直でいてほしいものです。
そして毎回文章を考えて子どもたちのために準備しているダディー、素敵です。
こうやって子どもたちはその国の文化を経験して、大人になっていざ自分が親になった時に子どもたちにまた同じことをやってあげて、そうして文化は続いていくんだなぁと想像してほっこりしました。独女の私がいうのもなんですが笑。
というわけでTooth Fairyについてのご紹介でした。