北島ワンガヌイ のストリートアートイベントに行ってきた!

地域情報
スポンサーリンク

3月28日から31日までの4日間、北島ワンガヌイにて『Whanganui Walls』というストリートアートイベントが行われていたので、いってきました。

ワンガヌイは、ニュージーランド北島南西部のウェリントンとニュープリムスのちょうど真ん中あたりに位置する街で、国内で3番目に長いワンガヌイリバーが街の中心部を流れ、西側には海のある気候穏やかな街です。

ワンガヌイ川が流れる街

ワンガヌイにはもともとアートミュージアムやギャラリーが点在していますが、今回のイベントでは新進気鋭のアーティストのパフォーマンスを実際に人々に見せることで、街が若い才能を積極的に支援し、ストリートアート観光の目的地として広く認識されるような狙いがあります。

イベント期間中、国内外から集まった8人のアーティストがワンガヌイ市内の壁にストリートアートを施していきました。

訪れた人はまっさらなキャンバス(壁)の状態から少しずつアートが描かれ完成していく様子を毎日楽しむことができます。

完成したカッコいいアートをすべて写真におさめてきたので、ぜひご覧ください。

➊ GINA KIEL

場所:19 Taupo Quay

iサイト近くの建物の壁です。個性あふれる作品。背景とのコントラストが効いていてとても目立ちます。

➋ CINZAH

場所:17 Taupo Quay

こちらもiサイトの近く、上の作品のすぐ近くです。CINZAH氏の作品、実は街を歩いていたら他の場所でも見つけました。そこには2015年のサインが!4年前の作品。進化してるのがわかります。

2015年の作品

➌ CRACKED INK

場所:10 Rutland Street

UCOLという専門学校のビルの逆側の駐車場の壁です。イベント終了後に撮った写真のため残念ながら車が💦 ポップな印象のある絵柄です。

❹ AMOK ISLAND

場所:25 Drews Ave

Drews Avenueの真ん中あたりにある路地の壁です。ストリートアートっぽくないといえばぽくない、可愛いペンギンが並んでます。個人的に好きな作品。

❺ HAYLEY WELSH

場所:30 Victoria Ave

近未来を想像するような作品。影が描かれていることであたかも宙に浮かんでいるような錯覚におちいります。

❻ PAT PERRY

場所:50 Victoria Ave

街の中心部にある作品。最初は全面茶色に塗るところからはじまり、最終的にこんな素晴らしい作品に。帽子に付いているお花のコサージュが精巧で驚きます。途中経過もパシャり📸↓

クレーン車に乗って作業する様子

❼ CLAIRE FOXTON

場所:26 Maria Place

Farmers(ファーマーズ)の向かい側の建物横にあります。写真を貼り付けたかのようなリアルさがすごい。

❽ ELLIOT FRANCIS STEWART

場所:18 St Hills Street

カウントダウン(スーパー)の向かい側の通りを歩いていったところにある建物の壁。アメリカのコミックに出てきそうな、昔の雰囲気のある作品。

❾ JACOB CHRISOHOOU

場所:❹の路地を進んだところにある角の壁

ゲストアーティストの作品です。他のメインの作品達と比べて小さいのですが、個人的に一番インパクトがあったというか、感動しました。ニュージーランドにいる人なら一目で分かる、マオリの顔が描かれています。このアーティストのSisterがモデルだそう。

❿ MENTORING PROGRAMME

場所:❹と❾の間にある作品。

メンタリングプログラムということなので、熟練者に教えてもらいながら描いたものと思われます。プロの作品と比べてやはり粗さはありますが、鮮やかで元気がもらえるような作品です。

まとめ

ワンガヌイというとなかなか地元の人でないと聞いたこともないような街ですが、こういうイベントがあって知ることができ、地域活性化の面からもアーティストをサポートする意味でも素晴らしいイベントだと思いました。

以前行ったニュープリムスもそうでしたが、ニュージーランドは日本と比べてストリートアートが盛んで、街の中心部にちょっとしたアクセントを加えてくれています。日本だとストリートアートは治安が悪いといったイメージもあるかもしれませんが、今回のイベントのようにプロのアーティストが実際にパフォーマンスを見せてくれるような機会があれば、そういったイメージも払拭されるのではないでしょうか。

とにかく、たくさん歩いて健康にも良い、クリエイティブな刺激を受けたイベントでした。