アーサーズパスでトレッキング!day2

地域情報
スポンサーリンク

アーサーズパス弾丸トレッキング旅行の2日目のレポートです。

↓1日目の記事はこちら↓

ビジターセンターで情報収集

2日目の朝は天気予報を裏切る青空でのスタート!

滞在している宿を外からパシャり。本当に普通の田舎の家って感じです(笑

玄関のあたりには大工道具なんかが並んでいて、田舎の祖父母の家を彷彿とさせました。

この日私が行きたかったのはAvalanche Peak(標高1,833m)というその名も雪崩の頂点というおっかない名前のところ。

ただ前日夜の大雨で地盤が緩んでいる可能性が高く、宿の住人にはおすすめしないと言われました。

日本でそれなりに山の経験がある私ですが、今回は1人登山ですし初めての山ということもあり、判断をビジターセンターの方に仰ぐことにしました。

アーサーズパスナショナルパークビジターセンターは、アーサーズパス村のど真ん中にあります。

毎日8時から17時まで営業していて、周辺の情報を仕入れることができます。

朝8時のオープンと同時に訪れ、アバランチピークについて尋ねたところ、即、Noのアンサーをもらいました。正確には、行ってもいいけど登頂は無理、頂上付近に強風が吹いているため途中まで登って引き返すならいいけど、地盤がゆるゆるなのでかなり危険とのことでした。

もともと考えていたのはAvalanche Peak trackを通って頂上まで行って、繋がっているScotts trackを通って下りてくるというルート、またはその逆ルートでした。

途中まで行って引き返すんじゃ意味がないし、道も泥々もいうことを総合的に鑑みて、今回はアバランチピークは諦めることにしました。

別のおすすめのところをいくつかピックアップしてもらい、そちらに向かうことにしました。

その前に腹ごしらえ。

Arthur’s Pass Cafe and Store

なんとアーサーズパス村には2つしかレストランがありません。

となったら両方試すしかないですよね。てことで、朝ごはんはこちらのアーサーズパスカフェストアにて。

朝8時からオープンしています。

ところでビジターセンターにしてもレストランにしても、朝8時オープンて遅くない?私が日本人だからそう感じるのかしら?日本で山登りといえば早朝6時とかから行動するのが当たり前だったから、違和感。

まぁそれは置いといて、こちら店内の様子。

アーサーズパス村にはスーパーが無いため、住民達はこのレストランが仕入れているものを購入しているそうです。一応ストアという名前がついてますしね。写真の棚部分が商品棚。これだけしかないんかーい!というのも当然、宿の住人の方によるとアーサーズパス村にはなんと40人程度しか住んでいる人がいないそうです 😯

簡単な日用品はストアで購入できますが、ないものは町まで片道2時間ほどかけて買い出しに行くそうです。

朝ごはんは、ミンスパイと、アンザックビスケットにホットチョコレート。

ニュージーランドではホットチョコレートを頼むとほぼ必ずマシュマロが付いてきます。

アンザックビスケットは、ニュージーランドとオーストラリアではどこでも買える一般的なお菓子。ご旅行の際にはぜひお試しください。

宿で借りてきたアーサーズパスのパンフレットをじっくり見ながら本日の予定をたてます。

Otira Viaduct Lookout

最初の目的地はOtira Viaduct Lookout(オティラバイアダクトルックアウト)という見晴らし場。

アーサーズパス村から7分ほど北にドライブしたところにあります。

非常に美しい場所です。が、人っ子ひとりいませんでした。笑

壮大な景色を独り占めできて嬉しいやら寂しいやら。

その後も美しい景色に何度か車を停めながら、調子に乗ってかなり遠くまでドライブ。トレッキングの時間がなくなる〜ってことで、本日のトレッキングのスタート地点へ戻ります。実はスタート地点、この見晴らし場よりも村に近い場所にあります。笑

Temple Basin Track

本日私が選んだトレッキングコースはこちらのTemple Basin Track(テンプルベーシントラック)。片道1時間半のコースです。

冬はスキーフィールドとなるこの場所ですが、夏は美しい緑に覆われます。

ゴール地点のてっぺんにはスキー客用のハット(宿泊小屋)とシェルターがあり、そこまでジグザグの石だらけの道をひたすら登ります。

途中、遠くに高いところから湧き出る滝を見つけました。

目の前に見えるのはシェルター。ゴールまであとほんの少し!途中雲に覆われて暗かった空も青空が少し見えるように。

到着!

カール部分が見える美しいポイントを見つけ写真撮影アンド昼食タイム。

この景色、涸沢カールを彷彿とさせます。

昼食は前日に宿の住人の方が残したディナーを容器に詰めてくれたので、それを有り難くいただきました。ラッキー♩

昼食後てっぺん付近をしばらく散策してから、下山。

ジグザグの道が下に続いているのがわかります。

向こう側は天気が悪いなぁ、、、。

昼食の休憩も含めて往復3時間で駐車場まで降りてこれました。まだ天気も何とかもってるし時間もある、、ということで別のところにも行ってみることに。

Otira Valley Track

最初の見晴らし場と、Temple Basin Trackの間にある、Otira Valley Trackを歩いてみることにしました。

アーサーズパス公式サイトによると、橋まで片道1時間、渓谷のヘッド地点まで2〜3時間と書かれていたので、とりあえず橋まで行ってその後は天気と時間次第で考えようと思い出発。

歩き始めて5分くらいでしとしとと雨が降り始めました。

レインウェアを着込み淡々と歩くものの、誰ともすれ違わないので少し不安になりながら進みました。

そんなこんなで、気付いたら橋に到着。

写真を撮るときに一瞬だけ雨が止んでくれた、、!

橋で荷物をおろして写真を撮ってる5分ほどの間に、瞬く間に雨足が強くなりました。

前日の大雨で流れる水の勢いもすごい。動画を撮ったら耳がおかしくなりそうな轟音でした。

雨がこれ以上ひどくなる前に村に戻ろうと、早足で下山。

そのまま車で村の中心地まで行き、あたりを写真撮影。

トランツアルパイン号がここを走るんですね〜。残念ながら滞在中列車は見れませんでした。貨物列車なら見ましたが、、、

ケアキオスク。Kea(ケア)という名前の鳥がアーサーズパス付近には生息しています。

その名の通り、ケアー!と鳴くからということらしいが、宿の周りで鳴いていたケアは猫みたいな鳴き声だなーと思った。ダミ声の猫が叫んでるみたいな。

このケア、世界で最も頭の良い鳥とも言われていて、とにかくいたずら好きで有名。ご飯を外で食べてようもんなら格好の餌食になるそうです。

アバランチピークの頂上付近でたくさんら見かけられるようなので、次回はぜひ頂上で会いたいなぁ。

Wobbly Kea

晩ごはんは、村に2つしかないレストランのうちの2つ目、Wobbly Keaへ。ここにもケアの名が^ ^

ディナーサービスが始まる10分ほど前に到着したので、始まるまで待つことに。カフェ自体はやっているので席は先に確保できました。

基本的にカウンターでオーダーするスタイルなのか、忘れ去られてたのか分かりませんがメニューすら渡されなかったので自分でカウンターまで行きオーダー。

店員さんにフィッシュ&チップスの量を聞いたらそんなに多くないと言われたのでスープまで頼んだのですが、、、

いや、めっちゃ多いやないか!

これならスープ要らなかったよ〜。まぁ体が温まったから良いか、、

ちなみにフィッシュ&チップスお味はかなり微妙でした。正直言って全然美味しくはなかったー。

ま、田舎の村のレストランにそんなに期待してもしょうがないですが。

そんなこんなで2日間の怒涛のアーサーズパストレッキング旅行は終わりを迎えました。

天気が良い時にまたリベンジしたいな。

おまけ

宿で飼われていたお犬ちゃん。人懐っこくて可愛かったー❤