ニュージーランド南島で最大の都市クライストチャーチから1時間半ほど車を走らせると、ニュージーランドなのにフランスの香り漂う海辺の町、アカロアがあります。
地図で見るとぴょこっと丸く突き出た面白い形をした Banks Peninsula(バンクス半島)に位置する人口700人程度のとても小さい町ですが、海と山に囲まれたとても美しい町です。
マオリをのぞいてフランス人が最初に入植した土地のため、いまだにフランスの名残りが町の至る所に見つけられます。
クライストチャーチから日帰りで観光できるので、ぜひ行ってみてください。
アカロア街のみどころ
アカロアは、特にアクティビティに参加しなくてものんびり歩いているだけで楽しい街です。Rue Lavaudという一本大きい通りが町の中心を走っており、この通りをまっすぐ歩いていくと海沿いのBeach Roadに自然に変わります。
町に入って割とすぐのところにはカトリック教会があります。※2018年8月現在は改修工事中。
街並みからフランスを感じてみる
通りの名前は写真にある通り、フランス語。Rueはフランス語で『通り』のことなので、ストリート名に該当します。
心なしか後ろにある街灯もなんだかおしゃれに見えます。
街にはフランスの国旗であるトリコロールカラーがあふれています。
アイスクリームやクレープもあるおしゃれなフレンチベーカリー。
おしゃれなお土産屋さんもありました💓
ここで売っているホームメイドのFudge(ファッジ)がおすすめです。ファッジとはイギリス発祥のお菓子で、砂糖、牛乳、バターを加熱した後に冷やして固めたもの。キャラメルに似た質感や味ですが、キャラメルほどもったりはしておらず、柔らかく口の中でとろけるような食感です。
町の中心部にあるお肉屋さんは、お店の名前がフランス語で読めない!笑
こちらも屋根や壁一面にトリコロールカラーを使っていますね。
アカロアミュージアムとその周辺
ニュージーランドの田舎町でよく見かけるスーパーマーケット『4 square』(フォースクエア)と、旅行者向けのインフォメーションセンター『i Site』(アイサイト)の向かい側には、とても可愛らしいミニサイズのアカロアミュージアムがあります。
1964年に設立されたアカロアミュージアムでは、マオリが占住していた時代から、1840年のフランス人の植民時代までアカロアの歴史が学べるので、ぜひ行ってみてください。入場料は無料です。
町の中心部にある大きなモニュメント。
絵描きの銅像もあります。
アカロアにはアーティストが多いそうで、裏路地など思わぬところにアートギャラリーがあります。
そのまま大きな道路に沿って進んでいくと、美しい海が右手にあらわれます。
ビーチロード
海沿いをそのまま進むと、レストランやショップが立ち並ぶビーチロードにたどり着きます。
フィッシュ&チップスのお店が大人気でした。
ビーチロードには食事どころの他にもボートやSUP(スタンドアップパドリング)の乗り場、そして観光用の船の乗降場所があります。
スタンドアップパドリングとは、サーフボードよりも少し大きめのボードの上に立って、1本のパドルを使ってバランスを取りながら海の上をこぐ水上アクティビティ。
時々バランスをくずして海に落ちる人もいますが😝とても楽しいのでぜひチャレンジしてみてください。
アカロアライトハウス(灯台)
ビーチロードを海沿いにずっと進むと、アカロアライトハウスがあります。残念ながら鍵が閉まってて上には上がれませんでしたが、灯台自体がフォトジェニックなスポットです。
ジャイアンツハウス
フォースクエアスーパーマーケットとi siteがある十字路を山側に渡って10分ほどゆるく登った場所にあるのが、The Giants House(ジャイアンツハウス)。
ジャイアンツハウスは1880年に建てられた歴史ある建物で、フレンチ様式にデザイン&デコレートされています。
現在もアーティストが住んでいる自宅兼アトリエであり、庭やギャラリーにさまざまな彫刻やアートワークがあります。
入場料は大人20ドルと少し高めですが、驚くような作品がたくさんあるので、せっかくアカロアにいくのならぜひ立ち寄ってみてください。
ヘリテージパーク
車を持ってる人や、ハイキング好きな人におすすめなのがヘリテージパーク。
車だとアカロアの街から10分ほど、ハイキングだと街から1時間ほど登ったところにある見晴らしの良い公園です。アカロアの街を上から見渡すことができます。道中には羊🐏がたくさんいます。
ヘリテージパークの駐車場付近で、迷子の子羊を発見、、、!
可愛すぎる😍 助けたかったけど、怖がられて近づけず💦 無事にお母さん羊を見つけられてますように。
アカロアへのアクセス
レンタカーを借りるのが1番便利ですが、バスで来る場合は、Akaroa French Connection(アカロアフレンチコネクション)というバス会社が、毎朝午前9時にクライストチャーチのカンタベリーミュージアム前からでています。(その他のピックアップ場所もあるので、バス会社のホームページにてご確認ください。)
午前11時過ぎにアカロアに到着し、半日自由に過ごせます。
リターンチケット(往復)を購入すると、最短でアカロアを同日の午後4時に出発しクライストチャーチに戻れます。
アカロアの街自体は1時間もあればゆっくり歩いても全部まわれるサイズなので、日帰りでも町歩き+何か1つアクティビティができると思います。
Akaroa French Connection Services(アカロアフレンチコネクションサービス)ホームページURL↓
まとめ
いかがでしたか?クライストチャーチから1時間半ほどしか離れていないのに、全然違った雰囲気が楽しめるアカロア。
冬場は閑散としていますが、夏のシーズン中はクルーズシップが来航し1日でアカロアの人口の10倍くらいの人が訪れることもあるそうです。
夏場はアカロア湾の周辺を船でまわるハーバークルーズや、イルカと一緒に泳げるドルフィンスイミング、シーカヤック、ペンギンツアーなどアクティビティが盛んになるので、ぜひ天気の良い夏に訪れてみてください。