私は現在日本の運転免許証と、ニュージーランドの運転免許証を両方持っています。
国によって条件が異なりますが、日本の免許証は取得後2年以上経っていれば、ニュージーランドで特に試験を受けなくてもニュージーランドの免許証を申請して取得することができます。
余談ですがニュージーランドの運転免許証は驚くことに、なんと有効期間が10年。
日本の運転免許証の更新って頻繁でけっこうわずらわしいので、それに比べるとかなり楽です。
さて本題ですが、今回、カナダへの旅行を計画しており、カナダ国内でレンタカーを借りる予定のため、国際免許が必要になりました。
しかし私は日本とニュージーランド両方の免許証を持っている。その場合どうすればいいのか?調べてみました。
日本の免許証を使って国際免許を取得する場合
警視庁(東京都)のサイトを見てみました。
手続できる方は、東京都に住所がある方です。
一行目から、これでした!!
原則、日本国内からのみ申請が可能なようです。
特例として申請者がすでに外国へ渡航している場合、代理人申請が可能なようですが、正式な代理人であることを証明する書類などが必要になり、手続きが面倒です。
ということでニュージーランドに住所がある私は日本の免許証から国際免許の取得は早々に却下。
ニュージーランドの免許証を使って国際免許を取得する場合
インターナショナルドライバーズライセンスで検索すると、AAの該当のホームページが出てきました。
AAとは、The New Zealand Automobile Associationの略称で、ニュージーランドで最大の、車や運転免許に関する幅広いサービスを行う団体です。
日本の免許証からニュージーランドの免許証への書き換えも、このAAで行います。
国際免許は International Driving Permits (IDP) と呼ばれており、AAはIDPを申請できる唯一の機関となっています。
IDPの取得&使用条件
・IDPは18歳以上のフルライセンス保持者のみ発行できます。
・ほとんどの国は、IDPで運転できるのは最大12ヶ月と定めています。
・IDPのみでは効力を持たないため、必ずニュージーランドの運転免許証を旅行時に携帯する必要があります。ただし安全上の理由から、IDPとニュージーランドの運転免許証は別の場所に保管することが推進されています。
以下の場合、IDPは使用できません。
- 他の国に永久に住む場合。IDPは通常最大12ヶ月の有効期限があり、外国に永住する場合は、その国のローカルの機関に問い合わせる必要があります。
- ワーキングホリデーの場合。IDPは観光、旅行目的の場合のみ有効です。働く予定の場合は、その国のローカルの機関に問い合わせる必要があります。
IDPの申請方法
IDPは3通りの申請方法があります。
1. オンライン
AAのオンラインアプリケーションフォームを通して申請できます。
以下が必要です。
- ニュージーランドの運転免許証の両面のスキャン
- 最近の顔写真(ID)のスキャン
- クレジットカードによる申請料$30+送料の支払い
2. 最寄りのAAセンター
お近くのAAセンターやAAのライセンスを持っているエージェントを通して申請できます。
以下が必要です。
- ニュージーランドの運転免許証
- パスポートサイズの最近の顔写真※AAセンターでも写真を撮ってくれますが料金がかかります。
- 申請料$20
3. 郵送
郵送にて申請できます。
以下が必要です。
- オンラインにてダウンロード、印刷した記入済みの申請フォーム
- 解像度の高いニュージーランドの運転免許証の両面のコピー(印刷)
- パスポートサイズの最近の顔写真
- 申請料$30(クレジットカード支払いも可)
- 電話番号、Eメールアドレス
受け取りについて
オンライン申請または郵送申請の場合、受け取りに3〜5営業日かかります。
そのため旅行で必要な際は十分余裕を持って申請するか、直接AAセンターに行って申請することをおすすめします。直接申請の場合、その場でIDPが発行されます。
実際に取得してきました
料金が安くてその場で受け取りもできるため、AAセンターへ出向いて申請してきました。
ブランチにも寄りますがAAセンターはいつも列ができているので、時間のある日に行くことをおすすめします。
中は幾つかの言語で翻訳されており、日本語も最後のページにありました。日本で運転する訳ではないので関係ないですが(。-_-。) 日本語が用意されているということは、ニュージーランドから日本へ観光する人がけっこういるってことですね。
日本の都市部は車を使うよりも電車移動がほとんどのケースで便利ですが。
ニュージーランド人はスキーやスノボで北海道に行くことが多いみたいなので、北海道なら車は重宝しそうです。
これはあくまでも運転許可証なので、これと一緒に運転免許証も持って旅行に出かけましょう。