ニュージーランドに人種差別ってあるの?事実を話します。

クライストチャーチの銃乱射事件の背景には白人至上主義という人種差別的な背景があったことが記憶に新しいですが、実際に私が5年以上ニュージーランドで暮らしてみて、どうだったのかというお話を今日は書きたいと思います。ネガティブな話もありますが、事実を知ってもらいたいと思います。

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オークランドであった出来事

ニュージーランドに渡ってまだ1年目、オークランドで学生をしていた頃に、一度だけとても強烈な出来事がありました。

ある日クイーンストリートを一人で人混みの中歩いていたところ、後ろの方から「ニィハオ、ニィハオ」とクスクス笑いながら囃し立てるような声が聞こえました。

ニィハオと言っていたことと、背後だったこともあり、誰に向けられている言葉なのか分からずそのまま気にも留めないまま坂道を登っていると、突如、後ろからグイッと髪を引っ張られたのです。

びっくりして振り返ると、Kiwi(ニュージーランド人)の10代後半くらいの若者たち4、5人グループが、ニヤニヤしながら私のことを見ていました。男女両方いました。

突然知らない人達に髪を引っ張られたショックで立ち尽くしていると、何やら英語で囃し立てながら去って行きました。この頃はまだ英語力も低く、去り際に何と言われたのかはわかりませんでしたが、ニィハオと言っていたことと髪を引っ張るという乱暴な行為から、中国人だと思われて差別的行為を受けたのだと理解しました。

この出来事の後、私は中国人じゃないのに、という思いが一瞬よぎりましたが、中国人だろうが日本人だろうが、人種差別は人種差別です。あってはならないことだし、生まれて初めて人種による差別を自分の身に受け、本当にショックでした。

この時に着ていた自分の服装を思い出せるくらい、今でも鮮烈に記憶に残っている出来事です。

小さな差別?

オークランドでの出来事以上にひどいことはそれ以降起こっていませんが、小さな差別というのは目に見えにくいところで存在していると生活していて感じることがたまにあります。

例えば、同じくアジア系であるインドネシア人の友人とレストランで食事をした後、会計をしにカウンターまで行くと、後からきた白人カップルを優先されたことがありました。

Kiwiの50代くらいのおじさん店員(オーナーだと思われます)でしたが、その白人カップルにはにこやかに対応した後、待っていた私達にはニコリともせず、ほとんど一言も発さずお会計のレシートだけをバンッと目の前に叩きつけるという横柄な態度で応対してきました。

こんなことは滅多に起こりませんが、こういうことがあると、あぁ人種によって対応を変えているんだなぁと、とても残念な気持ちになります。

大多数はまともな人達

ネガティブな話を続けて書きましたが、こんな心無い人は本当に一握りで、あとは大多数が普通に接してくれます。

Kiwiも含めドイツ人やフランス人、イギリス人などヨーロッパ系の白人とも一緒に働いたことがありますが、人種差別を受けたことはありません。(いや、一度あった🙄 ドイツ人のティーンエージャーの同僚に、そんなちっちゃい細い目になりたくないって笑われながらみんなの前で言われたわ。。彼女は人間性に問題ありで他の白人スタッフからも嫌われていましたが。。)

結局は人によるってことなんだけど、道を歩いていてすれ違ったらニッコリ笑顔になったり、目があったらHiって挨拶したり、ニュージーランド人同士でするように日本人の私にも同様に接してくる人がほとんどです。

5年以上生活していて人種差別を感じたことは今回記事に書いたことくらいで、それ以外は全く問題なく暮らしてこれました。

日本人としてニュージーランドで生きる

余談ですが、同僚のKiwiの女の子に、カンボジア人が嫌いという子がいるのですが、それは彼女が昔カンボジア人と一緒に働いて、表面上は仲良くしているのに裏で悪口を言われていたりとすごく嫌な思いをしたことが原因だそう。私も昔日本でカンボジア人の男性と一緒に働いたことがありますが、その人はものすごく良い人で、そのおかげでカンボジア人に対しては良いイメージしかなかったので驚きました。

でもこのKiwiの同僚のようにこういった個人の経験が、ある特定の人種や国籍に対して嫌悪感をうんでしまうのはよくある話だと思います。それが直接差別につながるってわけではないけど、彼女がカンボジア人が嫌いって一括りに言ってるのを聞いた時に、私の行動によって日本人が嫌いって一括りに判断されてしまうことがあるんだと気付かされドキッとしました。

実のところ私も、インド人がちょっと苦手です。ニュージーランドに来てインド人との関わりがあり、いろいろ経験した結果、苦手になりました。でも、インド出身でも仲の良い友人はいます。その子に出会うまでは、インド人に対してのネガティブなイメージや苦手意識がすごく強くなっていました。それを変えてくれたのが彼女です。

ニュージーランドは移民国家といっても、比率でみれば日本人はそこまで多くはありません。つまり少数のそこにいる日本人の言動が、日本人の代表として見られがちです。

海外で暮らしている日本人として、先のインド人の友人のように、万が一日本人に対して悪いイメージを持っている人達がいてもその意識を払拭できるようなポジティブな存在でありたいと思います。


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