ロックダウン開始から1週間経過。1週間の過ごし方とニュージーランドのコロナウィルスの状況

NZ生活いろいろ
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3月25日の深夜から始まったニュージーランド全土のロックダウンですが、今日で約1週間が経ちました。

最初の数日は何をしていいのかわからずひたすら何かやることを探している感じでしたが、昨日あたりからようやく家に一日中いる生活に慣れてきました。

あと少なくとも3週間は自宅待機と考えるとまだまだ先は長いですが、気持ち的には少し落ち着いてきました。今日はロックダウンが始まって1週間何をして過ごしていたか、またニュージーランドの現在のコロナウィルスの状況を記録しておきます。

 

ロックダウンの定義

まず、ニュージーランドにおけるロックダウンとは何なのか?を説明しておきます。

各国ロックダウンの間に出来ること、出来ないことには差があり、ニュージーランドは厳しいほうだと思います。

政府のウェブサイトによると、ロックダウン中は、

  • エッセンシャルワーク(病院職やスーパーマーケットなど)に就いている人以外のすべての人は自宅待機
  • 教育施設は閉鎖
  • スーパーマーケットや病院、薬局などのエッセンシャルサービス以外の全てのビジネスは閉鎖
  • ロックダウン開始時に家にいる人々を一つのグループ(bubble と呼ぶ)とし、ロックダウン期間中は同じbubble内の人達のみと接触可能。
  • 外出は食料の買い出し、散歩やサイクリングなどのエクササイズ時のみ可能。範囲は近所のみ。
  • 車移動は買い出しなどのエッセンシャルサービスを利用する時のみ可。
  • エクササイズは怪我の心配などがないシンプルなものに限り可、海にドライブに行ってサーフィンや釣りをするなどの行為も基本的に禁止。公園の遊具で遊ぶのも禁止。
  • 外出時は他のbubbleの人と2m以上のソーシャルディスタンス(距離)を取ること。
  • スーパーでは一世帯1人のみの入店を推奨。また2mの距離(ソーシャルディスタンス)を取ること。

 

以上のような細かいルールが取り決められています。ソーシャルディスタンスは国よって1mだったり1.5mだったりと異なりますが、ニュージーランドは2mとかなり広い距離を定めています。

 

お家での過ごし方

SNS巡回・情報収集

ロックダウン前と比べて圧倒的にSNSを見る時間が多くなりました。

私の仕事は接客業で自宅ではできないため、テレワークというわけにもいかず現在は完全に休業状態です。仕事をしていた時はスマホ📱を使うのは休憩時間と帰宅後のみだったのでSNSに費やす時間も限られていましたが、今はいつでもアクセスできてしまう状態。

TwitterやFacebookを通じて情報収集や、人とのコミュニケーションを取っています。

Facebookではニュージーランド政府のプレスカンファレンスが毎日ライブで観れるので、毎日情報収集のため会見を観ています。

また会見後数時間以内には政府のCovid-19のウェブサイトが更新されるので、新たな感染者数や地域などを確認しています。

日本の状況はSmartnewsというニュースアプリから基本的には入手しており、日本政府の会見などもそこでライブ中継で観れることが多いので、会見の際にはなるべくリアルタイム📺で観ています。

 

友人・家族とのキャッチアップ

ニュージーランドにいる友人、日本いる友人、日本にいる家族に以前より頻繁に連絡を取るようになりました。

特に家族にはニュージーランドを含め海外で何が起きているか、政府の対応などを伝え、危機感を持ってもらうようにしています。

ニュージーランドの友人達はそれぞれ住んでいる地域が散らばっているため、各地域の状況などをキャッチアップしています。お互いロックダウン中ということもあって返信が早いです😆

 

エクササイズ

私はロックダウンが開始してから実はまだ一度も外出していません。ただ家にいると本当に体がなまってしまうので、毎日YouTubeでエクササイズ動画を見ながらストレッチや筋トレ、ヨガなどをやるようになりました。🧘‍♀️

外に出ない分、エクササイズの時間や数も多くするようにしており、今は5つくらいの異なるエクササイズを2〜3時間に1回のペースで行っています。

私がやってるエクササイズの一つ↓

「5分ヨガ」 ウエストの引き締めポーズ

 

英語の勉強

ロックダウン前はさぼり気味だった英語の勉強📖ですが、この機会にまたいろいろと始めました。

今やっているのは、

  • Basic Grammar in Use で文法の勉強
  • 実践IELTS英単語3500で単語の勉強
  • YouTubeチャンネルのイングリッシュブートキャンプが出しているシャドーイング100本ノック!を使ってのシャドーイング練習
  • dailydictationというYouTubeチャンネルを使ってのディクテーション練習

Daily English Dictation 1: Learn English Listening Skills

YouTubeで動画閲覧

これはロックダウン前からの延長ですが、好きなYouTubeチャンネルの動画を観ています。

日本語のチャンネルと英語のチャンネル両方を半々くらいの割合で観ています。今お気に入りに登録されているいくつかのチャンネル名をご紹介します。

  • Asian Boss
  • Ayumi Teresa
  • Hapa Family
  • hiding in my room
  • How to DAD
  • inspire.closets
  • Joel & Lia
  • Grace For The Millers
  • ももと天空
  • なるチャン
  • はなおでんがん
  • わっきゃい
  • ちょりチャンネル

これ以外にもまだたくさんお気に入りのチャンネルがありますが、ここでは一部だけ載せました。

料理

ロックダウン前は職場でご飯をもらうことができたので、休みの日しかしっかりとご飯は作っていませんでした。ロックダウン中の現在は3食きちんと作って食べています。🍴

元々料理は好きなので、毎日家にある食材で何を作ろうかな〜と楽しみながら作っています。

昔はベイキングもしょっちゅうしていたのですが、ロックダウン初日になんとオーブンが壊れてしまったので、残念ながらお預けです😭

 

掃除・整理整頓

とにかく時間があるので、部屋の掃除や、散らかってた物の整理整頓などを行いました。一度やるとそんなに一気には汚れないので毎日ではありませんが、ロックダウン中に何回かやろうと思います。

またロックダウン中に車🚗の洗車を手洗いでする予定です。

 

アート系の遊び

ロックダウン前にきっと暇になるだろと粘土を買っていたので、それを使ってアクセサリーや小皿などを作っています。

また、以前買った水彩色鉛筆などを使って絵を描いたりしています。

 

ニュージーランドのコロナウィルスの状況の変化

ロックダウン開始より日々感染数が増え続けているニュージーランドですが、現在のサマリーは以下の表のようになっています。こちらはMinistry of Healthというニュージーランド政府のウェブサイトから閲覧できます。

ニュージーランド全土での感染者が100人を少し越えたところでロックダウンが開始になりましたが、そこから毎日70人前後の割合で感染者数が増えていき、本日4月1日の発表時点で合計708人の感染または感染疑いが分かっています。

ニュージーランド政府によると、現在感染が判明しているのは2〜3週間前に感染し潜伏期間を経て症状が出てきているため、ロックダウンをしてもすぐに感染人数が減らないのは当然、読み通りだとのことです。そのために2週間ではなく、最短4週間の自宅待機。

しばらくはまだ感染数が増えると見られており、ある程度に達した時点でロックダウンによるコミュニティートランスミッション(地域内での伝達感染)の減少が期待、予想されています。

また地域別に見るとオークランドを中心とした都市周辺、首都ウェリントン、南島最大の都市クライストチャーチ、そして海外からの観光客の多いクイーンズタウン周辺などに感染が多い傾向にあるのが分かります。

現在のところ半数以上の感染者が海外からの渡航・帰国者となっており、その他の感染者の多くはその感染者の濃厚接触者となっています。コミュニティートランスミッションがまだ1%程度と少ないうちにロックダウンに踏み切れていたのは幸いだったといえます。

 

今の心境・まとめ

ロックダウンが始まった当初は国全体の緊迫感が強く、また1日中家にいるという生活に慣れていないこともありこれからどうなってしまうのかという不安な気持ちが強かったのですが、1日2日と過ぎていくうちに徐々に不安な気持ちは安らいできました。

これはニュージーランド政府のしっかりはっきりした対応を見れているからというのは大きく、緊急事態における政府の対応がいかに重要なのか身をもって体感しています。

ニュージーランドはロックダウンに始まる前からすでにコロナウィルスによる影響を受けたビジネスに対して金銭的な補償が発表・施行されており、これにより国民も大きな反発をすることなくロックダウンに入ることができたと思われます。

またロックダウン開始後も毎日政府からアップデートがあり状況を把握できること、ジャシンダ首相がFacebookライブで国民からの質問に直接答えるなどして疑問や不安点がすぐに払拭される状況にあること、首相のこういった行動が親近感を与え、自分たちと同じなんだ、と信頼感や安心感を与えていることなど、この非常に厳しく難しい事態においてニュージーランド政府は本当によくやっているなと感心するとともに、私のように永住権やレジデントビザを持っていない者もニュージーランド人と同じようにサポートされ、本当にありがたい気持ちです。

まだ始まったばかりではありますが、あと3週間でこの状況が少しでも良い方向に動くことを祈り、ロックダウン期間を引き続き楽しみながら安全に過ごしたいと思います。

Kia Kaha!