IELTSアカデミックとジェネラル高スコアを狙うなら?

2016年10月のルール改正により、技術移民部門でのニュージーランド永住権申請には、英語力の証明が必須になりました。

英語力の証明には、以下いずれかのテスト結果が認められています。

※2017年7月現在

  • IELTS オーバーオール6.5以上
  • TOEFL iBT オーバーオール79以上
  • PTE Academic オーバーオール58以上
  • FCE オーバーオール176以上
  • OET グレードBまたはそれ以上のスコアを4つのスキル別試験全てでおさめること

この中で、日本ではまだまだ認知度の低いテストですが、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドなどでの大学や専門学校留学では定番の入学条件にされているのが、IELTSです。

大学や専門学校留学の場合、通常IELTS(アイエルツ)アカデミック の受験が必要ですが、永住権申請の場合は、ジェネラルのスコアで構いません。

アカデミックはより学術的な内容、ジェネラルはより一般的な生活に関わる内容で構成されています。

となると、ジェネラルのほうが簡単な印象を受けるかもしれませんが、果たしてどちらのほうが高スコアを取りやすいのかという点について、同時期にアカデミックとジェネラル両方のテストを受けてきた私が、スコアの公開とともに、分析してみたいと思います。

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Listening ~リスニング編~

アカデミック:8.5

ジェネラル:7.5

という結果で、アカデミックに軍配が上がりました。ただ、ただですね。ご存知の方もいると思いますが、実はリスニングテストは、アカデミックとジェネラル共通なんです。

アカデミックとジェネラルで全く同じ内容が出題されます。そして、スコアの付け方もリスニングは共通とされているため、この結果に関しては、たまたま、としか正直言えません。

もちろん同時にアカデミックとジェネラルを受けることは不可能なので、(私の場合は2週間違いで受けました)テストの内容は厳密には異なるのですが、たまたまこの時のアカデミックはミスが少なく、ジェネラルはスペルが微妙に違う気がするという自信の低い問題が幾つかあったため、細かいミスが点数を下げてしまった要因だと思います。

というわけで、リスニングについては、どちらがハイスコアを出しやすいとかは特にありません。

Reading ~リーディング編~

アカデミック:8.0

ジェネラル:9.0

こちらはジェネラルに軍配が上がりました。まず、ジェネラル満点だったよやっほい!と喜びたいと思います。

リーディングは、両者テストの内容が全く異なります。アカデミックは、学術的な内容の長文問題が3問、どどーんと出されます。内容は多岐に渡り、宇宙開発から環境問題、人工塗料の歴史など、見たことも聞いたこともない単語が出てきます。

はっきり言って、アカデミックのリーディングは難しいです。しっかり対策をしていかないと、時間内に全て問題を解き終わることも難しいです。

一方ジェネラルは、より生活に関わる、身近な内容が出題されます。求人広告、家の広告、旅行のプランなど、使われる単語もごくシンプルなものが多いです。ある程度英語のレベルがあれば、ジェネラルのリーディング問題は簡単に感じるでしょう。

さて、ではスコアの付け方はどうなのか?というと、リーディングはスコアの換算方法がアカデミックとジェネラルで異なります。以下を参考にしてください。

バンドスコア 正答数(アカデミック) 正答数(ジェネラル)
9 40-39 40
8.5 38-37 39
8 36-35 38-37
7.5 34-33 36
7 32-30 35-34
6.5 29-27 33-32
6 26-23 31-30
5.5 22-19 29-27
5 18-15 26-23
4.5 14-13 22-19

ご覧の通り、ジェネラルのほうがより多くの正答数を求められます。内容が簡単な分、ケアレスミス一つで点数を大きく落としかねません。

アカデミックは内容の難しさに対して、スコアの付け方はジェネラルより多少易しくなっています。例えばバンドスコア6の正答数を比べると、両者で大きな差があります。

私の場合は今回幸いにもジェネラルでミスがなかったためバンドスコア9を取ることができましたが、個人的には、アカデミックのほうが安定した点数を取りやすいかも?と思いました。

アカデミックとジェネラルどちらを受けたほうがいいか迷っている方は、アカデミックリーディングの文章を70~80パーセントほど理解できて、さらに時間内に終えることができるなら、アカデミックにフォーカスして勉強、文章を読んでみて難易度が高すぎると思う場合は、ジェネラルに絞って勉強するのが良いのではないでしょうか。

Writing ~ライティング編~

アカデミック:6.0

ジェネラル:6.5

ジェネラルがほんの少し勝っておりますね。レベルの低い戦いですが。笑

ライティングは、アカデミック、ジェネラルともにタスク1とタスク2に分かれています。

タスク1では、アカデミックの場合は与えられたグラフや表などのデータを説明する文章、ジェネラルの場合は与えられたシチュエーションに応じて手紙などを書きます。

タスク2では、いずれも与えられたトピックに応じてエッセイ(論文)を書きます。こちらはアカデミックとジェネラルでほぼ変わらないトピックが出題されます。(ジェネラルの場合は問題の書き方が少し易しいという噂あり)

トピックの内容は、宇宙旅行について、国際的なスポーツイベントについて、美術館について、子どもの教育についてなど、何が出るかはわかりません。

ライティングは、スコアの付け方について具体的な基準がブリティッシュカウンシルから公表されています。

以下の4つのカテゴリー別に、詳しい採点基準がバンドスコアごとに定められています。

  • Task achievement, Task response (タスク達成度)
  • Coherence and cohesion (内容の一貫性)
  • Lexical resource (語彙力)
  • Grammatical range and accuracy (文法の知識と正確性)

尚、ライティングはタスク1よりも、タスク2の採点に重点が置かれています。これは実際のIELTSの試験中に必ず試験監督から読み上げられるお決まりの文章にも入っているので、確実です。

タスク2のほうがポイントが高いので、タスク2にたくさん時間費やして頑張ってね、的なアナウンスです。なので、タスク2を先に始めてから、終わり次第タスク1に取り組むという戦術をとっている方も多いと思います。

さて、私のライティングスコア採点に関する感想ですが、うーん難しいところですが、ジェネラルのほうが多少ハイスコアがでやすい、かな?

はっきり言って、タスク2のスコアは同じだったんじゃないかなと思います。でも、タスク1でほんの少し差が出たんじゃないかと。なぜなら、私はアカデミックのタスク1が非常に苦手です。数字が嫌い、、、逆に手紙を書くのはわりと得意なほうです。

タスク別のスコアは本番のテストではもらえないので、本当のところは分からないのですが、得意不得意によってスコアに差が出るモジュールだと思います。

Speaking ~スピーキング編~

アカデミック:7.5

ジェネラル:6.5

アカデミックの勝利!

ではあるものの、いや、この結果かなり疑問です。スピーキングテストはアカデミック、ジェネラルともに共通です。スコア違いすぎない?2週間しか変わらないのに、スピーキング力こんな変わります?っていう。

ひとまずそれは置いておいて、スピーキングもライティングと同様に、採点基準が公開されています。ざっくり4つの採点カテゴリーはこちら。

  • Fluency and coherence (流暢さと一貫性)
  • Lexical resource (語彙力)
  • Grammatical range and accuracy (文法の知識と正確性)
  • Pronunciation (発音)

個人的に、ジェネラルのほうがスピーキングのスコアが高くなるんじゃないかなと思っていましたが、結果は反対でした。

ただし、ジェネラルのスピーキングテストで出されたお題が正直言ってすごく苦手な分野だったので、うまく答えられなかったというのも大きく影響していると思います。それにしても、点数違いすぎだとは思いますが。

今回私の場合アカデミックのほうが高スコアがでましたが、個人的な感覚としては、アカデミックもジェネラルもその時のトピックによって結果が変わりやすいのがスピーキングだと思います。どちらのほうが高いスコアが出やすいというのは特になさそうです。

まとめ

ここまで長々と書いてきましたが、まとめなので、オーバーオールのスコアを公開したいと思います。

アカデミック:7.5

ジェネラル:7.5

・・・・同じかーい!

というわけで、2週間違いで受けたIELTSアカデミックとジェネラル、オーバーオールスコアは一緒でした。

ある意味、納得の結果でしょうか?

結論としては、どちらを受けたほうが高スコアが出やすいかというと、どちらとも言えない。でも、リーディングとライティングは試験内容が異なるので、自分が得意だと思うほうのモジュールを選んで、徹底的に勉強する、のが正解かなと思います。

また、ライティングとスピーキングについては、リーディングやリスニングと違って何問正解で何点、と決まっていないので、正直スコアの出方にモヤッと感じる部分がないとは言えませんが、モヤ度を下げるためにも、幅広いトピックに的確に応えられるよう、しっかり準備をしていくことをオススメします。

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